DENTAL CARE INFORMATION
歯の基本知識
乳歯と永久歯の違いは?
- 歯の神経が永久歯より大きい
- 歯の神経を保護する象牙質・エナメル質が永久歯より薄い
- 歯がやわらかく抵抗力が低い
- やわらかい食べ物が歯につきやすく発酵して酸になりやすい
だからあかちゃんの歯は
虫歯になりやすいんだね!
虫歯の発生と影響
ストレプトコッカス・ミュータンス菌
糖分を食べて酸を作ります。その酸が歯のエナメル質を溶かします。
ラクトバチルス菌
ミュータンス菌が開けた穴をさらに広げて進行させます。
虫歯が発生!!
※そのほかの原因として「歯の質」「環境」が考えられます
乳歯の虫歯の影響
- 発育に悪影響
- 食べ物が食べにくくなり、偏食の原因にも!
- 噛む力が失われて、食べる楽しみを感じられない!
- 歯並びが悪くなる
- 永久歯の種が傷ついて、永久歯が変色する
- 歯が動いて永久歯が生えるスペースがなくなり、永久歯が正常な場所に生えてこない
- 永久歯も虫歯になりやすい
- 虫歯になりやすい生活習慣が続く
あかちゃんの虫歯予防
乳歯の発育
歯が歯ぐきから見えはじめるのは、早い子で生後6か月ごろからです。母乳やミルク・離乳食準備期(生後2か月~)の飲み物や食べ物にも糖分が含まれたものがあります。その糖分をそのままにしておくと、口の中が酸性に傾き、虫歯になりやすい状態になります。
※通常の食事をすると口の中はpHが5.5(酸性)より低くなります。
大人はだ液で中和されますが、あかちゃんは運動機能が未発達で睡眠時間が長いため、だ液による浄化作用が十分に働かないと言えます。
生後すぐから歯のケアをしておくと
虫歯になりにくい丈夫な歯がつくれるよ
ママは妊娠がわかったら虫歯を治しておく必要があります。
特に妊娠している間は、つわりで食生活が不規則になったり、ホルモンのバランスが変わったりすることにより、ママの口の中の衛生状態が悪くなり、虫歯だけでなく歯周病も進行しやすくなります。