歯の基本知識

乳歯と永久歯の違いは?

  1. 歯の神経が永久歯より大きい
  2. 歯の神経を保護する象牙質・エナメル質が永久歯より薄い
  3. 歯がやわらかく抵抗力が低い
  4. やわらかい食べ物が歯につきやすく発酵して酸になりやすい

だからあかちゃんの歯は
虫歯になりやすいんだね!

虫歯の発生と影響

ストレプトコッカス・ミュータンス菌

糖分を食べて酸を作ります。その酸が歯のエナメル質を溶かします。

ラクトバチルス菌

ミュータンス菌が開けた穴をさらに広げて進行させます。

虫歯が発生!!

※そのほかの原因として「歯の質」「環境」が考えられます

乳歯の虫歯の影響

  1. 発育に悪影響
    • 食べ物が食べにくくなり、偏食の原因にも!
    • 噛む力が失われて、食べる楽しみを感じられない!
  2. 歯並びが悪くなる
    • 永久歯の種が傷ついて、永久歯が変色する
    • 歯が動いて永久歯が生えるスペースがなくなり、永久歯が正常な場所に生えてこない
  3. 永久歯も虫歯になりやすい
    • 虫歯になりやすい生活習慣が続く

あかちゃんの虫歯予防

乳歯の発育

歯が歯ぐきから見えはじめるのは、早い子で生後6か月ごろからです。母乳やミルク・離乳食準備期(生後2か月~)の飲み物や食べ物にも糖分が含まれたものがあります。その糖分をそのままにしておくと、口の中が酸性に傾き、虫歯になりやすい状態になります。

※通常の食事をすると口の中はpHが5.5(酸性)より低くなります。
大人はだ液で中和されますが、あかちゃんは運動機能が未発達で睡眠時間が長いため、だ液による浄化作用が十分に働かないと言えます。

生後すぐから歯のケアをしておくと
虫歯になりにくい丈夫な歯がつくれるよ

ママは妊娠がわかったら虫歯を治しておく必要があります。
特に妊娠している間は、つわりで食生活が不規則になったり、ホルモンのバランスが変わったりすることにより、ママの口の中の衛生状態が悪くなり、虫歯だけでなく歯周病も進行しやすくなります。

歯が生えはじめる前から
あかちゃんの虫歯予防をしましょう!